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北朝鮮ミサイル発射 漁船や外航航路の情報収集など対応 中国地方5県

 北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射した29日、中国地方5県は漁業関係者の安否確認など情報収集に追われた。いずれも被害は確認されなかった。

 午前7時半すぎ、ミサイル発射を知らせる総務省消防庁のファクスが各県に届いた。山口県では防災危機管理課の当直2人に加え、関係課の職員が順次登庁し、県内19市町と12消防組合・消防局に消防庁のファクスを転送。日本海沖合で操業する県内の漁船などと無線で連絡を取り、無事を確認した。下関市と韓国・釜山市を結ぶ関釜フェリーなど県内の港を発着する外航3航路の安全も確認した。

 島根県は午前10時から、大国羊一防災部長たち22人が危機管理連絡会議を開催。日本海で操業する漁船約7千隻などの無事を報告し、引き続き情報収集に努めることを確認した。

 鳥取県は職員7人態勢で情報収集。広島、岡山両県は市町村に消防庁のファクスを転送するなどした。

(2014年6月30日朝刊掲載)

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