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基地のまちは今 6月はオスプレイ飛来5回 岩国市まとめ 配備後で最多

 米海兵隊岩国基地(岩国市)への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛来回数が6月は5回を数え、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された2012年10月以降、月別では最多となったことが4日、岩国市のまとめで分かった。(野田華奈子)

 市によると、6月は普天間飛行場などから延べ11機飛来し、岩国基地への滞在日数は10日だった。

 今月に入ってからも、4日までに延べ7機がすでに3回飛来しており、出入りの頻度が高まっている。5月下旬から目立ち始め、新たに嘉手納飛行場(沖縄県)との行き来も確認されている。

 昨年は1、2、7、9月に飛来がなく、そのほかの月はおおむね1、2回で推移していた。1、2機で来ることが多いが、6月30日と7月2日は3機だった。

 飛来が増えた理由について、中国四国防衛局は「承知していない」としている。岩国基地を経由し、訓練などをしているとみられるが、運用の詳細は不明だ。

 市基地政策課は「(米軍が公表した)環境レビューでは、平均して毎月2、3日、時に2週間程度の展開もあるとされている。もう少し長期で推移を見守りたい」としている。

(2014年7月5日朝刊掲載)

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