×

ニュース

近づく「あの日」 広がる願い:二葉山麓 7社寺追悼の灯

ろうそく1000本 5日に催し

 広島市東区の二葉山の麓にある七つの社寺が8月5日午後7時から、原爆で亡くなった人を追悼し、核兵器廃絶を願う催しを開く。中区の平和記念公園にある「平和の灯」から採火し、約千本のろうそくをともす。

 会場となるのは広島東照宮、尾長天満宮、国前寺(以上被爆建物)と、饒津神社、鶴羽根神社、聖光寺、明星院。約2時間半、石灯籠や参道にろうそくを立てる。鶴羽根神社では、市民先着50人が点火できる。広島東照宮では8時半から、被爆者の久保田訓章宮司(82)が体験を話す。

 7社寺や市などでつくる二葉の里歴史の散歩道ブラッシュアップ研究協議会が主催し、ことしで3回目。東区地域起こし推進課は「被爆直後、救護所になった社寺もある。平和の大切さを感じる機会にしてほしい」と来場を呼び掛けている。同課Tel082(568)7705。(川手寿志)

(2014年7月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ