×

ニュース

被爆70年 できること全てする オノ・ヨーコさん 本紙に語る

 世界的な芸術家で平和活動家のオノ・ヨーコさん(81)が30日、中国新聞社を訪れ、岡谷義則社長のインタビューに応じた。来年の被爆70年に向け、「ノーモアヒロシマ」のメッセージを世界に発信することをあらためて誓った。

 オノさんは、核兵器の廃絶に向けた、ヒロシマのこれまでの取り組みを評価し「とにかく持続することが大切」と繰り返し強調した。被爆70年を見据えた自身の活動については「あらゆるジャンルで、できることは全部しようと思う。『ノーモアヒロシマのメッセージ』を世界に伝えていきたい」と意欲をみせた。

 平和を訴え続けてきた被爆者に対しては「あれだけひどいことをされたので、苦労されたと思う。それで終わらず、責任を持って広めていこうとしている」と思いをはせた。

 インタビューは、中国新聞社が8月6日に始める被爆70年プロジェクト「ピース・アクト・ヒロシマ」の一環。専用のホームページを開設し、オノさんをはじめ国内外の著名人の平和に対する考えや、世界中から集めた祈りのメッセージを随時掲載する。(有岡英俊)

(2014年7月31日朝刊掲載)

年別アーカイブ