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震災・原発事故忘れぬ 福山 相馬地方思い盆踊り

 東日本大震災による津波などで多くの犠牲者の出た福島県相馬地方を悼む盆踊り大会が17日、福山市入船町のポートプラザ日化であった。伝統の「相馬盆唄」などを踊り、今も福島第1原発事故の被害に苦しむ相馬地方へ思いをはせた。

 福山市の「広島・福山から福島・相馬を想(おも)う会」などが主催。ショッピングセンター内の広場にやぐらを設け、会員たちが太鼓のリズムに合わせ、輪になって踊った。買い物客たちが飛び入りする姿も目立った。

 想う会は、大震災後から毎月、福山市内で募金ライブを開いている。震災と原発事故の記憶を風化させないよう、盆踊り大会を企画。被災地の今を伝えるミニコミ紙も置き、支援の継続を呼び掛けた。

 家族で買い物に来ていた尾道市浦崎町の介護福祉士神原るみさん(47)は「家族で福島観光に訪れるなど、できる範囲で被災地が元気になることをしたい」と話していた。(永井友浩)

(2014年8月18日朝刊掲載)

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