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絵本を通じ竹島知って 松江で読み聞かせ会

 島根県隠岐の島町の竹島(韓国名・独島(トクト))で、韓国の実効支配が及ぶ前に行われていた漁の様子を描いた絵本「メチのいた島」の作者で同町の元小学校教諭杉原由美子さん(71)を招いた読み聞かせの会が19日、松江市の島根県立図書館であった。

 子どもたちに竹島問題へ興味を持ってもらうため、島根県教委が主催。子どもや保護者たち約20人が参加した。杉原さんは「竹島は昔から、日本固有の領土でした」と語り、竹島にいたニホンアシカ(地方名メチ)や島周辺の豊かな漁場について絵本をめくりながら聞かせた。同市菅田町の真山彩月ちゃん(5)は「竹島がいいところだったと分かった」と喜んでいた。

 絵本は、杉原さんの自費出版をもとに、同市の出版社がことし2月に出版。読み聞かせは県竹島資料室(同市)でも20日午前11時からある。

(2014年8月20日朝刊掲載)

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