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戦没者3339人の冥福祈る 三次で追悼式

 三次市戦没者追悼式が19日、同市三次町の市文化会館であった。市内の遺族たち約310人が地元出身の戦没者3339人の冥福と、平和を祈った。

 増田和俊市長は「古里に思いをはせながら異境の地で亡くなった人や、肉親を失った遺族へ哀悼の意を表する」とあいさつ。市遺族会連合会の亀井源吉会長(67)は「平和の維持が私たち遺族の使命」と決意を述べた。出席者は全員で黙とう。献花台に菊を供えて手を合わせた。

 中国で父親が戦死した三若町の矢野トキワさん(73)は「父の無念を思うと涙が止まらない。戦争へ行きたくないという気持ちを一人一人が強く持つことが大事」と話した。

(2014年8月20日朝刊掲載)

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