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地元戦没者の冥福祈る 東広島市黒瀬で追悼式 遺族ら300人参列

 広島県東広島市は20日、市黒瀬生涯学習センター(黒瀬町)で戦没者追悼式を開いた。遺族や市民約300人が参列し、戦争の犠牲になった地元出身者の冥福を祈り平和への思いを新たにした。

 市遺族連合会(会員約430人)の岡本義美会長(75)=同町=があいさつに立ち、「二度と戦争をしない国であってほしい。われわれのような遺族を出してはならない」と述べた。遺族たちは献花台に白菊を手向けた。

 いずれも三永小6年の佐々木崚君(11)と森下のぞみさん(12)は「広島に生まれ育つ子どもとして戦争の恐ろしさを伝えたい」と平和の誓いを読み上げた。広島大グリークラブOBによる合唱もあった。(森岡恭子)

(2014年8月21日朝刊掲載)

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