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ソマリア派遣 護衛艦、呉基地に帰港

 アフリカ東部ソマリア沖アデン湾での海賊対処活動を終えた海上自衛隊の護衛艦いなづま(4550トン)とうみぎり(3550トン)が20日、母港の呉基地(呉市昭和町)に帰港した。4月中旬から約4カ月、34回にわたり民間船舶など計114隻を護衛した。

 両艦は午前9時55分までにEバースに入港し、隊員や家族たち計約850人の出迎えを受けた。第8護衛隊司令の立川浩二1等海佐(53)が帰国を報告。左藤章防衛副大臣が「国際的な公共秩序の維持のため尽力するわが国の姿勢を国際社会に示す上で重要だった」と訓示した。

 統合幕僚監部などによると、両艦は計約390人を乗せ、第18次隊として3月17日に呉基地を出港。現地では民間船舶の護衛や、多国籍部隊に加わり海域を監視する「ゾーンディフェンス」に当たった。(柳本真宏)

(2014年9月21日朝刊掲載)

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