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韓国の医師らが原医研など見学 HICARE招待

■記者 金崎由美

 韓国の被曝(ひばく)医療に携わる医師や看護師、研究者たち15人が2日、広島市南区の広島大病院や原爆放射線医科学研究所(原医研)を訪れ、原子力災害時の緊急医療体制を学んだ。

 広島県や広島市などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が招いた。医師たちは、重症者の受け入れ施設となる広島大病院の高度救命救急センターを見学。原医研では神谷研二所長から、被曝とがん発症をめぐる最新研究や緊急被曝医療体制の概要を聞いた。

 韓国原子力医学院の兪在龍(ヨジェピョン)研究員(31)は「韓国と似た体制だが、地域の病院との連携がきめ細かい」と感心していた。研修は1、2日の2日間。原爆資料館(中区)や放射線影響研究所(南区)も訪問した。

(2010年12月3日朝刊掲載)

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