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市内の平和施設紹介 広島市 原爆資料館改修でチラシ

 広島市は、改修工事で原爆資料館(中区)の展示を縮小したのに合わせ、市内の平和関連施設を紹介する無料のチラシ=写真=を作った。被爆した建物や樹木を巡るモデルコースも掲載。「さまざまな施設を見て、原爆被害の実態に理解を深めてほしい」としている。

 A4判で、表面に本川小や袋町小の平和資料館(いずれも中区)、広島大医学資料館(南区)など8施設を紹介。展示内容や開館時間を記し、公式サイトにつながるQRコードを添えた。

 裏面には、市職員が薦める徒歩の4コース(30分~2時間)と、路面電車コース(4時間)を載せた。日本語版と英語版。広島観光コンベンションビューロー発行の地図とともに原爆資料館で配る。

 資料館は全面リニューアル工事のため、今月から東館の展示コーナーを閉鎖。東館にあった核兵器をめぐる世界情勢などの展示はパネルにまとめて本館の一角に掲示している。全面オープンは2018年春の予定。(田中美千子)

(2014年9月27日朝刊掲載)

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