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原爆の実態 米学生学ぶ 資料館にデュポール大20人

■記者 金崎由美

 米シカゴのデュポール大の学生20人が6日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、被爆の実態を学んだ。広島、長崎両市が国内外の大学に開設を働きかけている「広島・長崎講座」の一環で、広島訪問は2005年、07年に続き3回目。

 学生たちは、資料館のピースボランティアによる英語の解説で、被爆直後の市街地の惨状を示すパノラマ模型などを見学した。物理学専攻の4年エド・ライトさん(23)は「原爆がどれだけ街を破壊したかを初めて知った。核兵器は廃絶するべきだ」と話していた。

 同大では、中区出身で被爆2世の宮本ゆき准教授(42)が05年からこの講座を担当している。

(2010年12月7日朝刊掲載)

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