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原爆ドーム世界遺産登録14周年 平和活動継続誓い集会

■記者 野田華奈子

 原爆ドーム(広島市中区)の世界遺産登録14周年を記念する集会が7日夜、ドーム前で開かれた。労働組合や被爆者団体など12団体でつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議が主催し、約100人が参加した。

 連合広島の伊丹幸男会長が「世界遺産に登録されたこの日は、世界に平和を発信する重要な日だ」とあいさつした。各団体の代表者がドーム前に花輪や水をささげて全員で黙とう。電子ピアノとフルートの音に包まれた会場で平和活動の継続を誓った。

 県被団協の坪井直理事長が「物言わぬドームは恒久平和を実現するためにある。(核兵器廃絶を)諦めないことを誓う」と締めくくった。原爆ドームは1996年12月7日、世界遺産に登録された。同連絡会議は5周年の2001年から毎年集会を開いている。

(2010年12月8日朝刊掲載)

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