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アフガン復興 現地の活動紹介 広島大が交流会

■記者 金崎由美

 広島大は6日夜、文化と教育の面からアフガニスタン復興に取り組む現地の活動家2人を招き、広島市中区の広島商工会議所で市民交流会を開いた。約50人が参加した。

 教育指導に長年従事するシャムスル・イスラム氏(82)は「紛争や対立を解消するには文化や宗教の違いを認め合う教育が必要だ」と強調し、教育を担う人材育成に向けて日本の協力に期待した。

 旧タリバン政権に破壊された大仏で有名なバーミヤン遺跡の保全活動を担うアミル・フォラディ氏(37)は、現地の様子をスライドで紹介。「残った遺跡をたくさんの人に見てもらえるよう大切に保全したい」と語った。

 交流会は、広島大大学院国際協力研究科が国連訓練調査研究所(ユニタール)などと連携して進める「平和構築連携融合事業」の一環。

(2010年12月8日朝刊掲載)

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