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市消防団が原発視察 松江 放射線管理区域は初

 松江市消防団の幹部19人が25日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機の建屋内に入り、被曝(ひばく)の恐れがある区域として隔離された「放射線管理区域」を視察した。県によると、同区域を消防団幹部が視察するのは全国初という。

 同原発の事故に備え、原発の構造などへの理解を深めようと同消防団が県を通じて中電に依頼し実現した。同区域内にある2号機の使用済み核燃料が保管されている燃料プールや発電機のほか、建設中の3号機の中央司令室などを中電社員の説明を受けながら見学した。

 同消防団の松浦嘉昭団長は「原発に対する知識を団員で共有し、もしもの場合に備えたい」と話していた。(松島岳人)

(2014年10月26日朝刊掲載)

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