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秘密保護法 反対訴え講演 広島市中区

 特定秘密保護法は違憲として、施行差し止めなどを求める訴訟を東京地裁に起こしたジャーナリスト寺沢有さん(47)=東京都日野市=が26日、広島市中区の広島YMCA国際文化ホールで講演した。市民団体「ひろしま医療人・九条の会」主催。約70人が参加した。

 寺沢さんは同法が機密漏えいに厳罰を科すことについて「公務員が取材に萎縮し、記者発表の内容以外は口を閉ざしかねない」と指摘。「民主主義の根幹の知る権利が侵害される」と訴えた。

 さらに政府が施行日を12月10日と決定したことに触れ「今動かないと、取り返しがつかなくなる」と強調。「政府の暴走を食い止めるため、広島でも違憲訴訟を起こしてほしい」と話した。(水川恭輔)

(2014年10月27日朝刊掲載)

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