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秋葉市長に「地球市民賞」 米タフツ大が授賞 核廃絶活動を評価

■記者 金崎由美

 広島市の秋葉忠利市長は、自身が准教授を務めていた米タフツ大が主催する今年の「ジーン・メイヤー博士地球市民賞」を受賞した。5日、広島市中区の原爆資料館東館で授賞式があった。

 授賞式は、核問題を学ぶタフツ大の研修プログラムに参加した全米の高校生や大学関係者31人が広島を訪れたのを機に開かれた。学生代表からトロフィーを受けた秋葉市長は「皆さんと一緒に2020年までの核兵器廃絶に取り組んでいくことを誓う」と語った。

 同賞は、タフツ大元学長の功績をたたえて1993年に創設。これまでにノーベル平和賞受賞者のイランの人権活動家シリン・エバディ氏たちが受賞した。秋葉市長は、国内外の都市が連帯する平和市長会議などを通した核兵器廃絶活動が評価された。

 式に先立ち秋葉市長は「核兵器のない平和な世界を目指して」と題して講演し、研修の参加者や市職員たち約150人が聴いた。

(2011年1月6日朝刊掲載)

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