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「アオギリにたくして」全国上映に力 映画センター連絡会議

 映画の企画製作や上映に取り組む映画センターの全国連絡会議が5日、来年の被爆70年に向け、広島の被爆者、故沼田鈴子さんをモデルにした映画「アオギリにたくして」の上映に力を入れる方針を決めた。「反戦の思いを伝える秀作」と評価。約30あるセンターが各地で上映し、被爆アオギリ2世の植樹も進める。

 2013年の製作。広島市中区の平和記念公園にある被爆アオギリの下で、体験を証言し、平和を訴え続けた沼田さんの生きざまを描いている。

 この日、中区で交流会を開き、方針を確認した。各センターが市民団体などと協力して上映。沼田さんゆかりの被爆アオギリの種から広島市が芽吹かせた苗木の植樹を、上映会に合わせて地元自治体に呼び掛けるという。

 連絡会議のメンバーは交流会後に市役所を訪れ、苗木の状態を確認した。議長で、京都映画センター(京都市)の竹内守社長は「平和の尊さを後世に語り継いでもらいたい」と話した。(田中美千子)

(2014年11月6日朝刊掲載)
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