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広島・長崎市長にブッダ平和賞 ネパール政府 初代受賞者に選出

■記者 金崎由美

 広島市は14日、ネパール政府が創設した「第1回ゴータマ・ブッダ国際平和賞」を、秋葉忠利市長と長崎市の田上富久市長が共同受賞したと発表した。

 同賞は「平和や非暴力への取り組みに功績があった個人や団体」が対象。ネパール政府は授賞理由について「昨年に米ニューヨークの国連本部であった核拡散防止条約(NPT)再検討会議で主導的な役割を担った」と説明し、平和市長会議などを通した核兵器廃絶運動を評価した。

 授賞式は、ブッダの生誕地ルンビニで5月17日にあり、ヤダブ大統領が賞を授与する予定。両市長にはそれぞれメダルと賞金2万5千ドルが贈られる。秋葉市長は「被爆者をはじめ、両市の市民、平和市長会議を代表して受賞させていただく」とのコメントを発表した。

(2011年1月15日朝刊掲載)

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