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原民喜詩碑ひび「自然劣化」 広島市判断

 広島市中区の原爆ドームそばにある被爆作家の原民喜(1905~51年)の詩碑に、ひびが入っているのが見つかった問題で、市は18日、自然劣化が原因と判明したと明らかにした。

 市緑政課によると、この日までに石材業者が調査。ほかに損傷箇所はなく、自然に入ったと判断した。ひびに沿って付着していた白い物質は接着剤が染みだしたとみられる。字が読みにくくなる可能性があるため、ひびの修復はしないという。

 詩碑は黒御影石製。裏面に約40センチの浅いひびが走り、うち約12センチに白い物質がついていた。(川手寿志)

(2014年11月19日朝刊掲載)

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