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松井市長、被爆者見舞う 広島市東区のホーム 和やかに懇談・握手

 広島市の松井一実市長は1日、東区の原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」で被爆者約100人を見舞った。18日までに他の原爆養護ホーム3園と広島赤十字・原爆病院(中区)も訪れる。

 松井市長は2、3階のロビーで、それぞれ集まった被爆者に土砂災害の復旧状況や広島東洋カープの活躍ぶりを紹介。「寒くなるので風邪に気をつけて。元気で新しい年を迎えてください」と呼び掛けた。九つの居室も巡り、手を握っていたわった。

 己斐地区(現西区)で被爆した隅田ハルコさん(100)は花束を受け取り「とても幸せな気持ち。来年も元気に過ごしたい」と話した。

 広島市長は毎年8月6日の原爆の日の前と年末に、同ホームや病院を訪れている。(菊本孟)

(2014年12月2日朝刊掲載)

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