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空自美保基地には17~18年度配備 大型輸送ヘリCH―47 3~9機 隊員100人弱増

 中国四国防衛局は10日、航空自衛隊美保基地(境港市)に導入する陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプターCH―47について、2017~18年度に配備すると明らかにした。3~9機を予定し、配備に伴い隊員は100人弱増える。

 島根県議会の総務委員会(大屋俊弘委員長)に出席した同局幹部が報告した。中国地方では初の配備で、防衛強化や中国電力島根原子力発電所の事故を含む災害対応が狙い。

 同機の輸送人員は55人で航続距離は約千キロ。15年度は6億円を投じて調査や設計をし、16年度以降、格納庫や誘導路を造る。

 配備に向け、同局は「地元の同意が不可欠」としており、11、12月に基地周辺の境港、米子、松江の3市で住民に説明した。騒音や事故への不安も上がったといい、来年1月か2月に1回、同基地に住民を集めて同機の騒音測定をする。(樋口浩二)

(2014年12月11日朝刊掲載)

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