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　岩国市の井原勝介元市長たち県内在住の８人が呼び掛け、新しい市民団体「政治を考える市民の会・山口」を１７日、発足させた。

　山口市であった初会合には光市や山口市などから呼び掛け人を含めて１４人が出席。原発を廃止し再生可能エネルギーに転換する▽集団的自衛権行使を認めない▽アジア諸国との友好関係を構築する－など、団体の目指す方向性を確認した。

　記者会見で、井原元市長は「原発の推進や基地問題など民意を離れて政治が暴走している。既存の政党に頼るのではなく、市民主体で政治を変えたい」と強調。当分の間、代表者は置かず今後も県内から賛同者を募る。今春の統一地方選については「擁立候補は現時点で決まっていない。団体の趣旨に賛同する人を応援したい」とした。

（２０１５年１月１８日朝刊掲載）