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上関の自然31日にシンポ 山口

 中国電力上関原発(山口県上関町)建設計画に反対する上関の自然を守る会は31日午後1時半から、予定地周辺の自然の豊かさを考えるシンポジウムを同町室津の町中央公民館で開く。京都大原子炉実験所の今中哲二助教たち4人がパネル討論する。無料。

 今中助教は「チェルノブイリ・福島第1原発事故の教訓と上関原発計画」をテーマに基調報告。滋賀県立大環境科学部の野間直彦講師は、スナメリや国天然記念物の海鳥カンムリウミスズメが生息する予定地の生態系について紹介する。

 守る会は山口県が中電に交付した公有水面埋め立て免許の取り消しを求め、山口地裁で係争中。高島美登里代表は「周辺の自然の素晴らしさを一緒に考えたい」と話している。守る会Tel090(8995)8799。

(2015年1月23日朝刊掲載)

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