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地雷除去する取り組み学ぶ 浜田の美川小

 浜田市内田町の美川小で27日、紛争地の地雷除去をテーマにした出前授業があった。NPO法人と2008年からカンボジアとアンゴラで活動する建設機械大手コマツ(東京都)の柳楽篤司・地雷除去プロジェクト室長(49)が講義した。

 柳楽室長は、6年生12人に、同社がブルドーザーを改造し03年に開発した地雷除去機を紹介。両国では地雷地帯を約1年かけて農地にして、道路や学校を造ったと話し、「道を造る機械が平和をつくる機械になった。みなさんも夢を持ってほしい」と呼び掛けた。

 児童たちは防弾チョッキとヘルメットを試着。吉田篤志君(12)は「重くて大変な作業だと分かった。世界中の地雷をなくしてほしい」と話していた。出前授業は平和学習の一環で同市教委が企画。28日も市内3小学校である。(森田晃司)

(2015年1月28日朝刊掲載)

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