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チェルノ25年 「脱原発」訴え 中電本社前では市民グループも

■記者 記者 教蓮孝匡

 チェルノブイリ原発事故から25年となった26日、広島市では、中国電力の上関原発(山口県上関町)建設に反対する市民グループが、脱原発を訴え市中心部をデモ行進した。

 約600人が「原発はごめんだ」などのメッセージを掲げ、中区の原爆ドーム前から約3時間歩いた。最後に中区の中電本社を訪れ、上関原発の建設予定地の地質調査の中止を求める申し入れ書を提出。参加者がろうそくをともし、抗議の座り込みをした。

 デモを呼び掛けた府中市の自営業石岡敬三さん(54)は「福島の事故で多くの人が原発問題を身近に考えている。一刻も早く原発推進の認識を改めるべきだ」と話していた。

(2011年4月27日朝刊掲載)

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