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平和への思い 巨大絵に込め 三原小 やっさ踊りやタコ色鮮やか

 三原市館町の三原小6年生87人が24日、平和への思いを込めた5メートル四方の絵を完成させた。世界の子どもの絵をつなぎ合わせて「世界一大きな絵」にする活動に協力した。

 児童は昨年11月からデザインの考案などに取り組んだ。楽しそうな三原やっさ踊りの踊り手、優しい表情の市名物だるまやタコなどを、ポスターカラーで色鮮やかに布に描いた。「世界の平和 三原から発信」のメッセージも入れた。

 子どもの絵をつなぎ合わせる活動は、NPO法人アース・アイデンティティ・プロジェクト(東京)が主催。同法人によると現在88カ国・地域に広がっている。8月10日に国内外で描かれた約150枚を縫い付け、広島市中区の広島グリーンアリーナで展示予定。五輪会場での展示も目指しているという。

 この日、同法人の2人を招き、同校で完成式があった。中垣日菜子さん(12)は「大変だったけど、みんなで協力して完成した。絵を見た世界中の人たちが力を合わせ、平和な世の中になってほしい」と話した。(山本庸平)

(2015年2月25日朝刊掲載)

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