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在日米軍幹部ら岩国で意見交換

 在日米軍基地に所属する少佐や大尉たちが26日、米海兵隊岩国基地のある岩国市を訪れ、福田良彦市長から地域と基地の関わりなどについて説明を受けた。外務省が日米関係などを学ぶため毎年実施している研修の一環で、基地を抱える自治体への訪問は初めて。

 沖縄、神奈川県などの各在日米軍基地から、来日して間もない陸海空軍と海兵隊の幹部たち21人が参加。米空軍横田基地(東京都)のケリー・ケイピス少佐は「友情と同盟をこれからも続けたい」とあいさつした。

 研修は冒頭を除き非公開。市側が安心安全対策や日米交流の取り組みを説明したという。市は2014年度にまとめた総合計画で初めて「基地との共存」を掲げた。福田市長は終了後、「意見交換でき、意義深い。事件事故の抑止にもつながるので、基地とのコミュニケーションをしっかり図りたいと伝えた」と述べた。

(2015年2月27日朝刊掲載)

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