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新型核実験 米に不信感 広島・長崎市長

■記者 藤村潤平

 米国が核兵器の性能を調べる新たな実験を実施していたことを受け、広島市の松井一実市長と長崎市の田上富久市長は22日、米国への不信感を表明した。

 松井市長は、昨年11月と今年3月の実験が今になって明らかになった事態を「やったことが後になって出てくること自体が不信感を買うような話だ」と批判。「核兵器なき世界」を目指す考えを示しているオバマ大統領に「誤解を生む対応は厳に慎んでいただきたい」と注文した。

 田上市長は「新しい核兵器の開発につながるのであれば容認できない」と強調した。

(2011年5月23日朝刊掲載)

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