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上関原発反対 4000人集う 山口

 中国電力の上関原発(山口県上関町)計画に反対する「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が21日、山口市の県維新公園野外音楽堂であった。山口県内外の約4千人(主催者発表)が参加し、建設計画の撤回を訴えた。

 県内の個人や団体でつくる連絡会の主催。スピーチでは福島原発告訴団の武藤類子団長(61)が「福島原発事故はまだ終わっていない。真相が明らかにされていない状況で上関原発の新設をすることはできない」と強調した。「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の清水敏保代表(60)たちも、撤回を主張した。

 参加者は計画中止を求める宣言を採択し、「NON(ノン)」と書かれたプリントを掲げて結束をアピール。県道の約400メートルを「きれいな海を守ろう」「上関に原発はいらないぞ」などと声をそろえながらデモ行進した。(宮野史康)

(2015年3月22日朝刊掲載)

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