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原爆の悲惨さ知って 山口でミニ展示 28日 被爆証言も

 広島市中区の原爆資料館の資料を紹介する「ミニ原爆展」が22日、山口市道場門前の市民活動支援センター「さぽらんて」で始まった。29日まで。

 資料館から借りた縦約80センチ、横約60センチのポスター27枚を展示。原爆が投下されて焼け野原になった広島、長崎のパノラマ写真のほか、被爆して服の模様が背中に焼き付いた女性の写真などが並ぶ。

 山口市の被爆者72人でつくる市原爆被害者の会の主催。広島市内で被爆した叔父を捜すため、母と入市被爆した田中敏彦会長(73)=山口市朝田=は「現実に起こったことを風化させてはいけない。多くの人にあらためて知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 28日午後1時からは、山口市在住で0~3歳のときに被爆した6人による、被爆体験の語りもある。(折口慎一郎)

(2015年3月23日朝刊掲載)

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