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核廃絶目指し40人討論 広島 日米学生会議参加者ら

■記者 野田華奈子

 7月28日から新潟県などである国際学生交流プログラム「日米学生会議」に参加する大学生たちが29日、広島市中区の中国新聞ビルで核兵器廃絶をテーマに討論した。約40人が、日米の歴史認識の相違やヒロシマの平和発信の役割について理解を深めた。  地元の高校、大学生を交え、核兵器廃絶をどう訴えるかについて討論。「日米では原爆投下に対する歴史認識が異なる。核兵器の非人道性をもっとアピールしては」などの意見があった。

 討論に先立ち、有識者2人が講演。広島市立大広島平和研究所の水本和実副所長は「原爆投下に対する他国の視点も必要だ」と指摘した。会議は、国際教育振興会が7月28日から約1カ月間、新潟や京都などで開催。日米計72人の学生が安全保障や環境問題を議論する。

(2011年5月30日朝刊掲載)

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