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育児女性7人 脱原発へ署名 本通り商店街で活動

■記者 山瀬隆弘

 広島市や近郊で子育てしている30、40歳代の女性7人が29日、広島市中区の本通り商店街で脱原発を求める署名活動をした。福島第1原発の事故を受け、原発は子育ての不安材料になると主張。これまでに集めた署名約5千人分を添え来月、県に要望書を提出する。

 7人は「おひさまの電気で未来を明るく」などと書いたポスターを掲げ、市民に署名を呼び掛けた。原子力以外の電力供給の促進やエネルギー政策の転換を国に働き掛けるよう県に求める内容。1時間半で約200人が賛同した。

 7人は、被爆地から脱原発を訴えようと3月下旬に結成した「poco a poco」のメンバー。現在は約60人が加わる。共同代表の一人、遠藤京子さん(36)=廿日市市津田=は「事故があれば水や食べ物から子どもが放射性物質を取り込むことになる」と訴えていた。

(2011年5月30日朝刊掲載)

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