×

ニュース

平和の歌詞作りで交流 広島県安芸太田 ビナードさんと児童

 広島市を拠点に活動する米国出身の詩人アーサー・ビナードさん(47)が30日、平和のメッセージを込めた歌詞作りのため、安芸太田町筒賀児童センターで町内や広島市内の小学生20人と交流した。

 ビナードさんはまず、自由に詩や文を原稿用紙に書くよう呼び掛け。戦争や日常の出来事について書いた子には「苦しいと感じるのはどんなとき」などと質問して「けんかと戦争はどこが違う。けんかでは人を殺さないね」などと導いた。

 津浪小3年伊賀史織さん(9)は「ビナードさんにヒントをもらい、みんなが幸せに暮らせることを願って詩を作った」と話した。

 同町で今夏、音楽祭を開く住民たちが招いた。他の小中学生が寄せたメッセージと合わせ、ビナードさんが近く歌詞にまとめる。曲を付けて音楽祭で発表する。(畑山尚史)

(2015年3月31日朝刊掲載)

年別アーカイブ