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松井市長発言問題 被爆者団体に反論の意見書 広島の団体

■記者 金崎由美

 広島市の松井一実市長が被爆者援護に関し「権利要求みたいに『くれ、くれ、くれ』じゃなくて」などと発言した問題で、広島の団体「平和と安全を求める被爆者たちの会」(秀道広代表)は20日までに、市長発言を批判した被爆者団体の代表たちに対し、反論する意見書を出した。

 提出先は広島県被団協の坪井直理事長、もう一つの県被団協の金子一士理事長、県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会の牧野一見事務局長。「市長発言は被爆者の助けにこそなれ、まったく非難すべきいわれはない」などと主張している。

 同会は、8月6日に広島市である核武装論者の田母神俊雄・元航空幕僚長たちの講演会(日本会議広島など主催)に協力している。

(2011年6月21日朝刊掲載)

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