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写真で実感 ヒロシマ復興 旧日銀広島支店でパネル展

 被爆からの復興の歩みをたどる写真展が29日、広島市中区の被爆建物の旧日本銀行広島支店で始まった。市中心部の街並みなどを収めた写真パネル254枚が並ぶ。広島写真美術協会と、被爆70年記念事業と位置づける市の主催で5月6日まで。無料。

 同協会などの写真家や愛好家38人が出品した。焼け野原となった原爆ドーム周辺、バラックで遊ぶ子どもたち、平和記念公園を走る東京五輪の聖火ランナーに群がる市民…。力強く復興へと突き進む街の変遷や人々の表情を切り取っている。

 中区の水野政美さん(85)は「何もないところから復興したことのすごさをあらためて感じた。平和な世界にならないといけない」と見入っていた。(川手寿志)

(2015年4月30日朝刊掲載)

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