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被爆者出張健診を視察

■記者 金崎由美

   
ラトビア医師 放射線研究で研修

  県などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)の受け入れ研修に参加しているラトビアの医師が22日、被爆者を対象にした出張健診を広島市内で視察した。

 医師は、チェルノブイリ原発事故の被災者のがん発症に関する研究が専門のサンドラ・ジャウドゼマさん(25)。この日は、広島原爆障害対策協議会(原対協)のスタッフに同行して沼田公民館(安佐南区)を訪問。健診の流れの説明を受け、問診の様子を見た。

 ジャウドゼマさんは「健診は放射線影響に関する研究データとしても役立ちそう。広島で原爆被害を実感できるのは貴重な体験」と話した。7月30日まで放射線影響研究所(南区)などで研修する。

(2011年6月23日朝刊掲載)

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