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核実験抗議 米から返信 広島県・市に届く

■記者 金崎由美

 米国が昨年11月と今年3月に新たな核実験を実施したのに対し、広島市の松井一実市長と広島県の湯崎英彦知事がそれぞれ送った抗議文への返信が、28日までに県市へ届いた。市長にはルーク政務担当公使名、知事にはルース駐日大使名。

 返信は、実験の目的について「地下核実験をせずに核兵器の安全性や有効性を確保するため」と説明。超高温・高圧下でのプルトニウムの性質を調べ、コンピューター・シミュレーションのモデルと照合し、信頼性を高めているという。

 米国は昨年11月と今年3月、ニューメキシコ州のサンディア国立研究所で、核兵器の性能を調べる新たな核実験をした。プルトニウムは使うものの核実験場を必要としないのが特徴。

(2011年6月29日朝刊掲載)

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