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福島原発事故 勉強会で検証 松江で市民団体

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で建設中の3号機運転差し止めなどを求める訴訟を松江地裁に起こしている市民団体が28日、同市殿町の県民会館で東京電力福島第1原発事故を検証する勉強会を開いた。

 市民49人が参加した。講師となったジャーナリスト、添田孝史さん(50)が福島第1原発事故について「過去に、津波想定を見直す必要性が何度も指摘されていた」と主張。当時の原子力安全・保安院のデータなどを示し「電気事業連合会などが対策を先延ばしにさせた」と批判した。

 島根原発3号機については「稼働には実効性のある避難計画が不可欠だ」と話した。

(2015年6月29日朝刊掲載)

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