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実態把握へ連絡票 米軍機騒音 柳井市、目撃情報を集約

 山口県柳井市は、米海兵隊岩国基地(岩国市)の米軍機とみられる航空機騒音の苦情が市内で急増している問題を受け、目撃情報を受け付ける専用の連絡票を作った。場所や時間、音の大きさなどを体系的にまとめ、実態把握に努める。

 市には4、5月の2カ月間で、市東部を中心に騒音の苦情が電話で58件寄せられ、昨年度1年間の7件を大幅に上回った。市が6月に同市神代で実施した調査では、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイや戦闘機の飛来を6日間で45件確認。騒々しい工場内の音に相当する90デシベルを瞬間的に計測した日もあった。

 連絡票に記入するのは飛行を確認した日時と場所。機種と高度、音量は選択式とした。市のホームページ(HP)で入手するか、市役所、支所で印刷を依頼し、ファクスで送る。同じ内容で送信できる専用フォームもHPに設けた。

 電話でも引き続き受け付ける。寄せられた情報は国への騒音対策の要望に役立てる。市危機管理室は「積極的に活用してほしい」としている。URLはhttp://www.city-yanai.jp/soshiki/6/souonkujyou.html(井上龍太郎)

(2015年6月30日朝刊掲載)

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