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「議会答弁時は政治家でない」 溝口島根知事の政治姿勢 疑問の声相次ぐ 会派代表者会議

 島根県議会一般質問で溝口善兵衛知事が「(議会で答弁する時は)政治家でなく行政のトップとして臨んでいる」と述べた答弁に、県議会が29日開いた会派代表者会議で知事としての姿勢を問う声が相次いだ。

 民主県民クラブ(8人)の須山隆会長が、「政治的な立場と執行部トップの立場を使い分けているとの知事答弁は遺憾。答弁は議会へのサボタージュ」と批判した。

 最大会派の自民党議員連盟(21人)の五百川純寿会長も「選挙は政治家になるためのハードルで、間違いなく行政トップであると同時に政治家。政治的判断なくして、県政は進まない」と述べた。絲原徳康議長は「議会内で協議し対応を考えたい」としている。

 溝口知事は25日の一般質問で、安保関連法案への考え方を問われた際、「議会で答弁する時は政治家ではない」などと答弁した。(川井直哉)

(2015年6月30日朝刊掲載)

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