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かき船移転 工事反対の団体 住民監査を請求

 広島市中区の元安川にある船上飲食店、かき船「かなわ」の原爆ドーム南約200メートルへの移転新築工事について、反対する市民団体「かき船問題を考える会」の3人が28日、工事で市の財産が損なわれるなどとして、住民監査を市監査委員に請求した。

 移転先に隣接し、市が管理する河岸緑地について、工事に伴う樹木の伐採が市の財産を滅失し、原爆ドームのバファーゾーン(緩衝地帯)としての趣旨にも反するなどと指摘。市の許可は「著しく妥当性を欠き、極めて不当」とした。

 市監査事務局によると、今後、監査委員会議にかけ、受理するかを決める。受理した場合は監査に入る。29日から60日以内に結論を出す。

(2015年7月29日朝刊掲載)

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