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島根原発再稼働中止を申し入れ 虚偽記録問題で中電に市民団体

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題で、原発に反対する市民団体が28日、同市の中電島根支社を訪れ、島根原発2号機再稼働の中止などを申し入れた。

 県内23団体でつくる「原発ゼロをめざす島根の会」の渡部節雄共同代表たち4人が、中電島根原子力本部地域共生部の武田成司部長に文書を手渡した。渡部共同代表は「原発は本来危険なものという意識が欠如している」と批判。原因の説明と3号機の稼働中止も求めた。

 武田部長は「事実関係を現在調査中。問題の対処に最優先で取り組むが、島根原発は重要な電源であることに変わりない。内容は社長に伝える」と答えた。

(2015年7月29日朝刊掲載)

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