×

ニュース

虚偽記録問題 中電側が謝罪 島根原発安全対策協

 松江市が28日開いた中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)の安全対策協議会(安対協、50人)で、中電の古林行雄島根原子力本部長が低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題について謝罪した。

 古林本部長は、2010年の点検不備問題以降、対策に努めてきた状況に触れ「極めて重く受け止めている。第三者の協力で再発防止策をまとめる」とした。

 委員からは「安全性に対する姿勢が信用できない。2号機再稼働の申請を取り下げるべきだ」などと、厳しい意見が相次いだ。

 原因究明や再発防止策検討のための内部調査について「透明性を確保するため、第三者は公募すべきだ」という提案もあった。

(2015年7月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ