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若者3万4000人 交流誓う ジャンボリー 山口で開会式

 国内で44年ぶり2度目の開催となるボーイスカウトの国際大会「世界スカウトジャンボリー」の開会式が29日、主会場の山口市阿知須のきらら浜であった。約150の国と地域から集ったスカウトたち約3万4千人が、8月8日までの大会の成功を誓った。

 山口県の村岡嗣政知事が「学校や地域が一体でおもてなしの準備をしてきた。県のファンになってもらえると確信している」とあいさつ。各国・地域の代表がそれぞれの旗を持ってステージに上がり、奥島孝康・大会長が開会を宣言した。

 岩国高2年兼石幸弥君(17)=岩国市=とサビエル高3年山下恵里子さん(17)=山口市=の日本代表2人を含むスカウト8人が、行動指針を宣誓。「体を強くし、心を健やかに徳を養う」などと声を上げた。

 30日から、被爆70年を迎える広島市を全スカウトが訪ねる「ピースプログラム」など県内外での交流活動が本格化する。山口県などは30日~8月1日と3~6日、会場内の山口きらら博記念公園で県の魅力を発信する「やまぐちジャンボリーフェスタ」を開く。(村田拓也、折口慎一郎)

(2015年7月30日朝刊掲載)

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