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米学生 折り鶴に平和託す ソロプチミスト呉が指導

 広島県呉市に滞在している姉妹都市、米国ブレマトン市の交換学生3人が29日、ビュー・ポートくれ(中通)の国際交流広場で折り鶴を作った。国際ソロプチミスト呉(平田敦子会長)が企画した。

 3人はいずれも高校生。ソロプチミストのメンバーや呉高(阿賀中央)の生徒から、折り方や鶴に込められた願いを教わりながら、丁寧に完成させた。

 8月6日には平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像に、メンバーたちが事前に折った鶴と合わせて4千羽をささげる。とうろう流しにも参加する。ホープ・マニングさん(16)は「鶴を見た人に戦争の怖さや、幸せないまを実感してほしい」と願っていた。

 両市は1970年に姉妹都市提携を結んだ。若者同士の文化交流を目的に、高校生を派遣し合っている。(小笠原芳)

(2015年7月30日朝刊掲載)

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