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『フクシマとヒロシマ』 内部被曝検査 無料化を発表 広島県

 広島県は9日、東日本大震災と福島第1原発事故で福島県から避難してきた人を対象に、広島大病院(広島市南区)で内部被曝(ひばく)線量を測る検査費用を全額支援することを正式に発表した。福島県以外での無料化は初めてという。

 ホールボディーカウンター(全身測定装置)による1人当たり2万円の線量検査費を負担する。福島県から広島県に避難し総務省の全国避難者情報システムに登録されている人が対象で、現在の登録者は約240人。

 湯崎英彦知事は9日の記者会見で「広島大の浅原利正学長から避難者の負担軽減について相談があり、支援を決めた」と説明した。 県は国に費用負担を求めていく。検査は8日に開始。毎週月曜日の午後にあり、電話予約が必要。広島大緊急被ばく医療推進センターTel082(257)5862=平日午前10時から1時間。

(2011年8月10日朝刊掲載)

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