×

ニュース

銅板にヒロシマの希望 大学教授 若山さん 廿日市で美術展

 広島市立大教授で金工作家の若山裕昭さん(62)=広島市東区=が「ヒロシマ」をテーマに制作した作品を紹介する平和美術展「銅板レリーフ展―ヒロシマの妖精」が、廿日市市下平良のはつかいち美術ギャラリーで開かれている。入場無料。28日まで。

 原爆の惨禍から立ち上がる人間の力強さや希望を表現した「ヒロシマ」シリーズを中心に40点を展示。熱線で溶けて滴になった鳥が、女性によって魂を得て楽園に飛び立つ姿をイメージした「ヒロシマ・フェニックス」や、原爆の理不尽さを訴えた「消えた街角」などの作品が並ぶ。

 ほかにも、ロココ時代の男と女の物語を題材にした「マダム・ロココの恋絵本」などの作品も紹介している。

 市文化スポーツ振興事業団が主催。月曜日休館。Tel0829(20)0222。(山本秀人)

(2011年8月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ