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平和へ行動誓う声明 青少年未来会議が閉会

 広島と海外の若者が合宿しながら被爆体験を聞き、核兵器廃絶を議論する「青少年国際平和未来会議ヒロシマ2011」は15日、広島市中区の原爆資料館での閉会式で平和への行動を誓い合う声明文を発表し、13日間の日程を終えた。

 カナダ・モントリオールの大学生デービッド・コーテさん(20)と安田女子高(中区)1年白井佳奈さん(15)が英語と日本語で「相互理解こそが世界平和の実現につながる」と声明文を読み上げた。

 広島市教委、広島国際青少年協会などでつくる実行委員会が2005年から毎年開催。今年は姉妹・友好都市のドイツ・ハノーバーや中国・重慶など計8カ国10都市の高校生と大学生61人が参加し、3日に開幕した。

 61人には「国際平和未来大使」の委嘱状も贈られた。モントリオールの高校生バレリア・アキムさん(17)は「地元の高校を回り、広島での体験を早速伝えたい」と話していた。(金崎由美)

(2011年8月16日朝刊掲載)

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