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被爆アオギリ 被災地に 県PTA連 種500セット

 広島市などで26、27日にある日本PTA全国研究大会で、県PTA連合会は被爆アオギリの種500セットを東日本大震災の被災地からの参加者に配布する。「被爆からの復興のシンボルを被災地で芽吹かせて」と願う。

 配るのは被爆アオギリ3世の種。被爆地訪問の記念品として、原爆資料館(広島市中区)の売店に種と折り鶴のパックを納入する市民グループ「被爆アオギリ里子運動広島」(山田忠文代表)が提供した。

 県PTA連は27日に広島グリーンアリーナ(中区)である閉会式の会場で、福島、宮城、岩手3県のPTA連と共同で復興パネル展を開催。アオギリの種は会場で配布する。

 加藤千政会長(50)は「被災地から『広島に行き元気をもらいたい』との声が上がり感動した。子どもたちの笑顔を未来へつなぐ機会にしたい」と力を込める。

 大会は、26日に三原市や三次市などで7分科会、27日は全体会(閉会式)がある。県内での開催は24年ぶり。全国のPTA会員など8300人が参加する。(金崎由美)

(2011年8月26日朝刊掲載)

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